わたしの好きなひと。

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【 わたしの好きなひと 】#25. 卒業*

#25.今日は卒業式ーーー、出張とまた重なった父の代わりにお兄ちゃんが参加する。・本当に高校最後の日、わたしは鏡の前に立ち自分の姿を確認する。友達が出来るのかな、先生は怖くないかな、と不安と緊張から始まった入学式。今はーーー、こんなに成長し...
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【 私の好きなひと 】#24. 幸せな時間*

#24.2月も終盤に入り、少しずつ暖かい陽気が感じられるようになって来た。・お兄ちゃんは私より一足先にマンション契約をして引っ越しをした。私は4月に入ってから、それと同時期にお父さんとお母さんも引っ越すことが決まった。そして誰よりも先に引っ...
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【 わたしの好きなひと 】#23. お母さんとの和解*

#23.ーーー望月くんの一件で私の平和な時間は戻った。・「ーーーみのりって方はどうなってんの?」「彼女は・・・正直わかんない。クラスが違うし2年の時に同じだったけどほとんど話したことないし。」「変なことされたら絶対に・・・」「はい、言います...
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【 わたしの好きなひと 】#22. 私の過去*

#22.お兄ちゃんが星ちゃんに約束させたには理由があると思ってる。ーーー多分、それは私のせい。・中学2年になったばかりの夏を目前にした春、私は人を好きになると言うことを初めて知った。クラスの男の子で隣の席になった春井くん。ーーー無口だけどふ...
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【 わたしの好きなひと 】#21. 正体*

#21.今、私は自宅のベットに横になってる。どうやって帰宅したのか、なんも覚えてないーーー。ーーーとにかく頭が真っ白だ。・「ーーーはい。」そしてさっきから星ちゃんに電話しては出てもらえないのが続いてて、やっと出て貰えたのは日付が変わろうとし...
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【 わたしの好きなひと 】#20. 誤解*

#20.それから1週間ーーー、今日はやけに校庭が賑わっている。普段はあまり興味がないけど、ちょうど私の座席から見えるから目を向けてみる。んっ?んんん?ーーーあれは、星ちゃん・・・か?・どうやら賑わっていた正体は星ちゃんを含む4個上の先輩たち...
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【 わたしの好きなひと 】#19. 離婚の本当の理由*

#19.始業式ほどつまらないものはなかった。体育館で聞く校長の話も、慣れ親しんでる先生の話も、全てがつまらなかった。唯一楽しかったのは久しぶりの再会を喜んだ友達との会話だ。・「ーーーこれ、全部星ちゃんが作ったの?買ってきたんじゃなくて!?」...
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【 わたしの好きなひと 】#18. 希望の光*

#18.ーーー自宅に戻った私は部屋に篭った。慣れてる、1人でこの部屋に篭ることは。・お父さんもお母さんもいなかった。お母さんがどこに住んでるのかは知らないけど、きっとお父さんは彼女を送って行ったんじゃないかと思う。私はリビングに行き頭痛薬を...
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【 わたしの好きなひと 】#17. 絶望*

#17.星ちゃんはうちから星ちゃんの家までのほんの数分だけど、強く強く手を握り締めてくれていた。ーーーそれがどんなに心強かったか。・「ーーー大丈夫か?」星ちゃんは私に水を差し出した。水の置かれたカタンという音でハッとした。「ゴメン。ーーー無...
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【 わたしの好きなひと 】#16. お母さんの本性*

#16.お母さんを招待した日、私とお父さんで夕飯を作った。ーーーお兄ちゃんは卓上に置くお花を買いに行った。・お母さんが来たのは5時頃、ちょうど夕飯ができた時間だった。「お邪魔します」少しよそよそしい感じだったけど、やっぱりこの間の女性がお母...