ディズニーランドホテルの周りは正直言って何もない。
いや正確に言えばディズニーランドに来る人のために作られたホテルだからランドさえあれば問題ないのが正論で僕たちみたいに打ち合わせだけで来る人はあまりいないのかもしれないと思った。
ーーーそして僕たちはホテルの周りを少し散策して、
舞浜の駅の方まで歩くことにした。
*
聖
久しぶりだね、こうして二人で歩くの。
海風がなびく聖ちゃんの横顔に見惚れながら、
僕は彼女の嬉しそうな表情に胸がほっこりした。
昌
そうですね。子供たちがいる暮らしももちろん幸せですけど、僕はやっぱり聖ちゃんと二人でいる時間もすごく幸せです。
正直に伝えただけなのに、
まだまだ僕の言葉にすぐに頬を赤らめる聖ちゃん。
そんな変わらない聖ちゃんが僕はきっとこれからも大好きなんだと思う。
結局、僕たちは4時定刻までお昼も食べることなくブラブラ散歩をして過ごした。
ホテル周辺を歩くだけでもディズニーの雰囲気が出ているけど、
聖ちゃんは和えてホテルの中にある庭園が1番気に入ったと言っていた。
不思議の国のアリスに出てくる迷路みたい、と言ってた。
だけど僕にはそれがどんなものか正直分からない。
一つ言えるのはこの庭園、
人が少なくてベンチもたくさんあって居心地は確かにとても良いということだ。
*
試食会の会場は披露宴会場の一つだった。
このために、お昼を抜いた僕たちはお腹ペコペコで今か今かと運ばれてくるのを待ちに待っていた。
僕たちを含め7組のカップルが試食会に参加、
みんな味わって食べているのに対して僕は飢えている子供のように夢中になって食べた。
聖
もう少しゆっくり食べよう?私たちも決めないとダメなんだし(笑)
聖ちゃんはそんな僕の恥ずかしい姿を見て苦笑いで伝えてきた。
ーーー僕はお昼を抜いてしまったこと、
心底後悔した。
まだまだ食べ盛りの青年なんだ、と。
昌
ごめん・・・
その言葉と同時に僕は羞恥を覚えた。
中学聖日記ドラマ、特別編の放送が決まりましたね♡私は早速録画予約しましたー!起きていられる自信がない( ̄∀ ̄)嬉しい再放送、本当に感謝です!
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