僕は自分の心の声が漏れていたことさえにも気付かずに目の前にいる聖ちゃんから溢れる微笑に少しの不安を覚えた。
時計の針は8時を指そうとしている、
多分タイムリミットはそこまで来ている。
ーーー何か行動を起こさないと、
子供達のこともだけどやっぱりもう少しで良いから2人の時間を過ごしたいという気持ちが強かった僕はどうしたら良いのか分からず、
黙り込んでしまった。
*
聖
わたしも同じ気持ちだよ。でも今日は帰らないと、子供たちが泣いている気がするの。
そう言って聖ちゃんは出先に実家に置いてきた時の子供たちの様子を話し出した。
今までは母さんに預けるときは寂しい顔も泣きもせずに送り出してくれていた2人、
すんなり行きすぎて逆に不安になることもあったそう。
今思えばきっと訳も分からずに送り出していたんだろう、と。
だけど子供たちももう10ヶ月、
置いて行かれるという認識をしだしてとにかく離れるのが大変だったと聖ちゃんは心苦しそうに僕に伝えた。
昌
何も知らないで無神経なこと言ってごめん。
聖
ううん、私は嬉しかったよ。こうして考えてくれたり、一緒にいたいって思ってくれたり。でもこれから先も長く一緒にいるんだから、子供たちがもう少し成長してからでも2人の時間はたくさん持てるよね。今はそう信じていたい(笑)
僕は聖ちゃんの姿を見て強い人になったな、と感じた。
母親になって強くなったんだ、そう確信した。
昌
ーーーじゃあ帰りましょうか。
聖ちゃんの言葉を聞いて僕は正直嬉しかった。
今ある現在だけのことじゃなく目先のことも考えてくれている、
そのことがなぜか僕は本当に嬉しかったんだ。
更新がストップしてしまってすいません!
年明けちゃいましたね(・∀・)
挨拶したかったのに・・・
この場をお借りして挨拶させて下さい。
遅れてしまいましたが明けましておめでとうございます、本年もよろしくお願いします!
中学聖日記の妄想がここまで続いてるのも読者の皆さんがいたからです♡
本当に感謝しかありません!
飽き性の私がここまで続けられているのも皆様のおかげ!
もう少し気を引き締めて更新していきたいと思いますので、
これからもよろしくお願いします♡
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