【 中学聖日記_妄想 】#92. 未来への期待*

中学聖日記_妄想

潤と澪をお迎えに行ったのは6時過ぎ、
2人ともミルクを飲んだばかりでグッスリと眠りについていた。
移動して起こしてしまうのも可哀想だからという母さんの計らいで、
僕たちも一泊させてもらうことにした。

*

僕たちが起きた頃には母さんの姿は見当たらなく、
テーブルに二人分の朝食だけが寂しそうに並んでた。
聖ちゃんは「きちんとお礼も出来なかった」と申し訳なさそうに食べ始めていたけど、
僕は逆に母さんが仕事に行ってくれて安心した。

澪と潤が泣き出したのをきっかけに僕たちは寝かせるついでに自宅に戻ったけど、
なんだか恥ずかしかった。
昨日ここで僕たちは・・・と変な想像が僕の頭にチラつく。
それほどきっと僕は本当に興奮したんだと思う。

そんな僕の気持ちなんて知らない聖ちゃんは、
子供達を起こさないように1人ずつそっと寝かしている。
子供って不思議なんだよなーーー、
どうして寝ているときはお母さんじゃなきゃダメなんだろう。
どうして父親である僕が抱っこすると、麻痺したかのように泣き出すんだろう。
ーーーお風呂も僕が入れ、オムツも交換して、僕なりに頑張ってるけど、
到底お母さんには勝てないんだなっと。
特に潤に関してはそう思う。
潤と僕は彼が生まれた時からライバルだから。
僕が聖ちゃんと2人になると必ずと言っても良いほど潤は泣く。
男の子の特権、そんな僕は時々潤にさえも嫉妬する。

まだ生まれて4ヶ月弱の2人、
いつかどちらかでも良いから僕だけにしか見せない顔とかしてくれたら嬉しいのにな、
と2人の寝顔を見ながら僕は微笑んでいた。

 

お久しぶりでございます♡
しばし放置してしまいました( ´ ▽ ` )
書ける時は書けるのに思いつかないと本当にダメです!
また沢山書けるように頑張ります♡

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