【 中学聖日記_妄想 】#116. 愛しすぎる人*

中学聖日記_妄想

僕は聖ちゃんを抱きしめながら、
福岡での彼女の行動や言葉を思い出していた。
思い出すだけでも嬉しくて顔が緩んでしまうのが自分でも分かったから、
僕は彼女の肩に自分の顔を埋めた。

*

好きで好きで、たまらなく好きで愛しくてーーー。
この感情をどう表したら良い?
誰かに伝えたくて、でも伝えきれなくてもどかしい。
僕はーーー、
なんの前触れもなくその場に聖ちゃんを押し倒した。
案の定、彼女は目をまん丸くして驚いていた。

昌
ごめんーーー。今無性にあなたを抱きたい。ーーー聖ちゃんが愛しくて肌で感じたいんです。聖ちゃんを誰にも渡さない、誰にも取られたくない。僕だけを見ていてください。僕だけを感じて。ずーと僕だけのものでいて・・

僕は床に両手をついて上から彼女を見下ろす態勢で彼女に伝えた。

聖
どうし・・

不思議そうに僕を見つめる聖ちゃんの言葉を遮って僕は強引に唇を奪った。

*

 

聖
んっ・・っ

唇から漏れる彼女の声が僕をそそる。
彼女の潤った瞳、遠くを見てるようで僕を見つめる瞳。
ただキスをしてるだけなのに、
こんなにも感じてくれていることが僕は嬉しい。
もちろん抱くことだけが愛を伝えることではない。
愛を伝えることだけが本当の愛ではない。
だけど今の僕には言葉で伝えて、
体で感じる以外、彼女への愛を伝える方法が分からないーーー。
愛しすぎるから、わからない。

 

昌
愛してますーーー・・・

僕は人生で初めてこの言葉を口にしたと思う。
聖ちゃんは僕からの言葉にすごく驚きだったけど、それと同じくらいに嬉しそうにしてた。

聖
ーーーありがとう。私も・・・

そう呟いて僕の首に手を回してキスをする。
僕もそれに応えるように何度も何度もお互いを見つめ微笑み合ってキスを落とす。
まるでーー、初めて体を重ねるカップルのように丁寧に1つ1つの情事を行なった。

お互い裸なのにそんなことも忘れて、無我夢中で相手を求める。
僕の額から汗が落ち、
その額の汗を彼女の手で拭き取ってくれる。
そんな小さな仕草さえも愛しい。

僕と彼女の体が一つになった時、
僕はいつも彼女を強く抱きしめる。
肌と肌を感じていたいから、
その瞬間がとても好きだ。

*

「恥ずかしいから見ないで・・」
コトの情事が終わると聖ちゃんはいつもこう言う。
もう何度もお互いをさらけ出してるのにまだ慣れないらしい。
その割には僕の腕や胸板を触っては言う。
「ここを触れるのは私の特権、過去にも先にもきっと・・」
その度に僕は思う、
あの時ーーー。
あの日、岩崎とそういう関係にならなくてよかったと。
聖ちゃんだけのために残しておいて良かった、と。

愛しくて愛しくてたまらない彼女とそうさせてくれるように、
きっと神様がそうさせてくれたんだと。

だから誓うよ、
この先もずーと聖ちゃんだけを愛し続けることを。

 

アンケートの回答ありがとうございました!
皆様の意見を検討しながら、どうするか決めていこうと思います♡
多くの方が答えてくださったので閉じますね!
本当にご協力感謝します( ´ ▽ ` )

今日は無性にラブシーンが描きたくて、
輝だけの描写のエロチック個人的には好きです(*^ω^*)

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