
聖
ーーーもうっ!関節が痛いんだからね!
聖ちゃんは父さんの家に帰る道中、
なぜかひたすら怒り続けていて僕はそれがまたとても微笑ましかった。
父さんの家に戻ったのは7時過ぎ、
みんなで食卓を囲んで明日東京に帰ることを伝えた。
「ここで2人で結婚式をしようと思ってる。また見にくると思うからその時は連絡するよ、父さん。」
「おぉ、待ってるよ。母さんにもよろしくな。」
聖ちゃんは僕の隣に座って敢えて何も言わず、
最後のお礼だけきちんと伝えていた。
*
東京に戻る船の中で聖ちゃんは僕の手を繋いで言った。

聖
お父さんに報告できて良かった。あとは進むだけだね。

昌
ーーそうですね。東京に戻ったら披露宴の方も調べ始めてみます。

聖
うん、私も調べてみるね。ーーーその前に、行きたいところがあるんだけど明日も休みでしょ?

昌
どこに行きたいんですか?

聖
ーーーディズニーランド!黒岩くんと一緒に一度は行ってみたい場所だったの!

昌
黒岩くん?晶って呼ぶんじゃなかった?(笑)

聖
あっ、あ・・き・・ら・・・くん?
自分から晶くんと呼びたいと言ったのに恥ずかしさが増すようでモジモジしながら僕の名前を必死にいう聖ちゃんはとても可愛かった。

昌
ーーー明日行きましょうか、僕も聖ちゃんと行ってみたいです!
そうして決まった突然のディズニーランド、
僕たちは船を降りてどこに寄ることもなく僕たちが住む自宅に戻った。
ーーー僕は何かの呪文から解放されたかのように、
また聖ちゃんを抱いた。

聖
毎日抱いて疲れないの?
聖ちゃんはそう言うけど・・・
僕はまだ若いから疲れないよ、
むしろもっともっとあなたを抱きたいとさえ思うよ。
24才を甘く見ちゃいけないよ、聖ちゃん。
花粉症がひどくて頭痛がひどくて昨日は更新できず。
今日は雨だったので比較的大丈夫、
明日が怖いです( ̄∀ ̄)
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