【 中学聖日記_妄想 】#151. ふいに・・・

中学聖日記_妄想

写真撮影が終わり、僕たちは親族撮影へと移動したーーー。
親族撮影、本当に大変という一言に尽きた。

黒岩家の親戚はとにかく賑やかだ。
僕自身あまり面識ない親戚も呼んでいたけど、
そんな緊張感よりも各々のマイペースさに僕と聖ちゃんは一気に心が折れた。
ーーーあんなに賑やかな母さんがとても静かに思えたくらい。

1人が落ちつけば1人が話だし、
やっとみんな落ち着いたと思えば澪や潤が走り出してしまうという・・・
カメラマンが1番困ったと思う。
その中で1番冷静に見えたのは父さんだった。
母さんとの再会を喜んでいたのか、僕たちの結婚を喜んでくれていたのかーーー。
終始楽しそうにしていたけど、
ポツンととても静かに座っていたから聖ちゃんが気を遣っては話し相手になっていた。
ーーー僕はあまり知らない親戚に聖ちゃんとのことを根掘り葉掘り聞かれて身動き取れなかった。

親族写真に時間を費やしすぎてしまった僕たちは、
休む間も無く結婚式の時間を迎えることになった。
結婚式は時間との勝負、
早めることも遅めることも出来ず決められた時間に必ず始まる。
疲れた、なんて暗黙の了解で誰1人として言葉には出さなかった。

「そろそろ行きましょうか!」
プランナーの吉田さんの声掛けで僕と聖ちゃんは一気に緊張に襲われた。
ーーー言わなくても分かる、
繋がれたお互いの手から伝わる温もりで。

扉が開いた瞬間、
僕は彼女の手を強く握りしめて一歩前に進んだ。
吉田さんを筆頭に僕と聖ちゃん、
そして衣装担当の方の順番に式場内を歩く。
ーーー見学で来たときとは全く違うこの緊張感は言葉に表せないくらいだ。
正直この雰囲気は得意じゃない、
視線を浴びて僕たちだけが見られてるこの感覚はどうも好きになれない。
でもきっとそれは聖ちゃんも同じで、
人から目立つのが苦手な僕たちだからーーー。
思いは同じだから今日だけはこんな日を楽しもうと思えたのかもしれない。

*

結婚式によっては媒酌人などをつける人もいるみたいだけど僕たちは2人だけでやりたいという気持ちが強かったので媒酌人は通さなかった。
席に案内され、そのまま待つこともなく人前式が行われた。
事務的に結婚誓約書が読まれ僕は九重に、
聖ちゃんも学生時代からの友人に保証人となってもらうようにサインをしてもらった。
ーーーそして誓いのキス。

この結婚式には強い思い入れがあるとしたらやっぱり小星平中学のメンバーを呼んだこと。
人数の関係で全員は呼ばなかったけど、僕たちがお世話になった九重、海老原、岩崎、白石と香坂を招待した。
そして聖ちゃん側はもちろんあのヒトや原口さん家族を招待していた。
ーーー気を許す相手だから誓いのキスに迷いはなかったけど人前で見せるものじゃないという素直じゃないオレがいたのも事実。
大切なものだから聖ちゃんと2人だけの時にしたい、
そこだけは僕は譲らなかった。

「キース!キース!」
だけどそう簡単に逃げられるものじゃなく、会場内に響き渡るキスコール。
困り果てるオレに「ごめんね」という表情をして・・
彼女は・・・
聖ちゃんは僕の頬にキスを落とした。
驚愕して何も言えない僕ーーー、
タコのように顔を真っ赤にしてる聖ちゃん。
その瞬間、あれだけ拒否していたキスなのに人前式中だということも忘れて今度は僕から彼女の唇にキスを落としたんだ。

こんばんは♡
大変長くお待たせしてすいません!
やーーーと更新出来ました( ´ ▽ ` )
出産前に終わらずと言いながら有言実行できずでした!
でも無事に元気な男の子を出産することができましたよ♡

入院中の娘はとにかく毎晩泣いて大変で別れる時も娘と私で大泣きしていたので想像していたけど我が子と離れるのがこんなに辛いとは思いませんでした。
もう2度と産まない、と決めました笑
子供と離れるのが辛い、辛すぎたー!


子供が2人になってから娘第一だった生活が一変したので娘も私たち夫婦も今の生活に慣れるのがすごく大変でした!
やっと少しずつこの環境に慣れてきたかな?

また少しずつ更新してとにかく中学聖日記終わらせたいです!
今Amazonプライムでも見れるみたいなので見返しながら口調とかを復習しながら更新していきます。

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