【 中学聖日記_妄想 】#138. 家族の思い出を作ろう!

中学聖日記_妄想

2時間かけて到着したディズニーランドは週末だけあって、
駐車場だけ見ても混雑している様子がすぐにわかった。

*

僕たちは先に隣接している東京ディズニーランドホテルにチェックインをした。
まだ子供たちが生まれる前ーーー。
授かる前に聖ちゃんと2人で泊まったホテル。
懐かしくてあの時の感情を思い出してしまう。

きっと今よりまだまだ子供だった僕たち。
親になって子供たちを育てながら少しずつ一緒に成長していると思う。

不思議だなーーー。
あの時は「いつか子供を連れて来れますように。」と帰り際に願ったはずなのに、
たった一年でその願いが叶った。
聖ちゃんと子供たちと一緒にいれば何でも叶えられる気がする。
家族という存在が増えて、
人をここまでも強くしてここまでも支えてくれる存在に僕は毎日感動をしている。

*

道中で昼寝をしてきてしまった子供たちはとても元気にフロント近くにあるキッズスペースで遊んでいる。
4時以降にならないと部屋に通してもらえないということで、
僕と聖ちゃんは荷物だけ預けて、元気にはしゃぐ子供たちを連れていざ夢の国まで歩いた。

ほんの数分で到着するディズニーランドだけど、
子供たちがいるといろんなところに興味を持つから一筋縄にはいかない。
ホテルの売店に寄ったりディズニーストアに寄ったり、
またまだ時期的に早いブティックに入ってしまったり・・・
すったもんだ追いかけながらやっとディズニーランドに到着することが出来た。

週末だけあって混雑しているーーー。
4月というイースターの空いている時期とは言え、
人がわんさか賑わってる。
だけど澪と潤はその光景すら嬉しいようで終始笑顔で過ごしていた。
とにかくはしゃぐ子たちを迷子にだけはさせないように、
1人一台のベビーカーを借りることにした。

幸いにも我が子たちはベビーカー大好きだ、
率先して乗って進めと手で指示を出してくる。
彼らの召使のように歩き出した僕たちは景色を見ながら事前に調べた子供達でも楽しめそうなトゥーンタウンに足を運ぶことにした。

*

ディズニーランドに最小年齢制限はない。
1人で座れるようになったら同乗できるものが増えてくる、という認識だった。
トゥーンタウンに行く途中で見つけた子供たちでも大丈夫そうなピーターパン・・・
スタッフの人の計らいで優先的に案内されたけど予想外に泣き喚いていた。
1人で座ることが出来ても暗闇だということを僕たちはすっかり忘れていたのだ。
そしてディズニーが求める1人座りというのは、
完全に親と離れて1人で座るということだった。
まだ1歳になったばかりの子たちにはそれが厳しくて、
僕も聖ちゃんも1人座ることを嫌がり暗闇を怖がる子供たちに対して罪悪感だけを抱くことになった。

予定ではハニーハントも聖ちゃんの希望でファーストパスを取る予定でいたけど、
子供たちの暗闇恐怖症を目の当たりにしたばかりだったので今回は諦めた。

ーーー結局、僕たちは子供たちが乗れたIt’s a small world以外、
トゥーンタウンで残りの時間を過ごした。

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