中学聖日記_妄想

【 中学聖日記_妄想 】#48. 聖の妊娠*

次の日、 僕と聖ちゃんは緊張を露わにして病院に向かった。 僕の場合は期待の方が大きかったけど、 聖ちゃんは不安の方が大きかったと思う。 繋がれた手はいつもよりはるかに冷たく汗が滲んでいた。 * おめでとうございます、妊娠されていますよ! 病...
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【 中学聖日記_妄想 】#47. まだ分からない*

僕は必死でーーー、 信号も無視したくなるくらい急いで帰った。 * でも僕が自宅に戻った時にはちょうどお風呂に入っていた。 仕方なしに僕は聖ちゃんがお風呂から出て来るまでテレビを見ていることにした。 聖 あれ?帰っていたの?早かったね。 聖ち...
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【 中学聖日記_妄想 】#46. 女子達の勘*

お開きとなった送別会、 僕がクラスメイトと二次会に行く行かないで話し合っている中、 聖ちゃんが九重と海老原を呼び止めているのが見えた。 * 「あのっ、うまく言えないんだけど・・花火大会の時とか今回のことも色々とありがとう。直接お礼が言いたく...
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【 中学聖日記_妄想 】#45. 守るべきもの*

初めて指輪を人にはめるという行動は尋常じゃないくらいの緊張を覚えた。 僕は指輪をはめ終わると泣きじゃくる聖ちゃんを落ち着かせるためだけに彼女を抱きしめた。 ーーー自分たちが送別会の場にいること、完全に頭から抜けてしまっていた。 * 大きな拍...
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【 中学聖日記_妄想 】#44. 聖の覚悟*

聖ちゃんの覚悟を彼女の視線から感じ、 僕は何も言うことが出来なくなってしまった。 ただーー、 彼女の誠意を受け取ったと言う印として膝の上に置いてあった彼女の左手を誰からも見えないように僕の手で強くしっかりと握りしめた。 * 「優さ、そんなこ...
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【 中学聖日記_妄想 】#43. 送別会の始まり*

僕と聖ちゃんの平和な1ヶ月はあっという間に過ぎていき、 海老原の送別会の日を迎えた。 * 聖 別々に行こう?わたし、ちょっと遅れて行くから・・・最初から私がいたら楽しめないでしょ? すごく遠慮がちに聖ちゃんは言ってたけど、 送別会は建前で僕...
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【 中学聖日記_妄想 】#42. 九重からの電話*

僕が九重からの電話を切ってダイニングに戻ると、 聖ちゃんはちょうどお風呂から出たばかりでテレビを見ながら髪の毛を乾かしていた。 まだ一緒に暮らし始めて数ヶ月、 聖ちゃんもやっとこの生活に慣れ親しんでいるように感じた。 * 聖 九重くんの電話...
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【 中学聖日記_妄想 】#41. いつかまた・・・*

僕たちが泊まったディズニーランドホテルはオフィシャルホテルということだけあって、 外観はもちろんホテル内全部もとても可愛らしい作りをしていた。 また数は限られているようだけどキャラクタールームも設置されており、 いつか子供を連れて泊まりに来...
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【 中学聖日記_妄想 】#40. 夢の国へ!

早起きして行こうとしていたディズニーランド、 だけど僕はのんびり過ごしたくて彼女が寝静まった後に内緒でホテルの予約を取った。 * 見事に寝坊して午後過ぎに現地に着いた僕たちーー、 久しぶりのディズニーランドだから!と張り切る聖ちゃんを見て僕...
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【 中学聖日記_妄想 】#39. また、父さん*

聖 ーーーもうっ!関節が痛いんだからね! 聖ちゃんは父さんの家に帰る道中、 なぜかひたすら怒り続けていて僕はそれがまたとても微笑ましかった。 父さんの家に戻ったのは7時過ぎ、 みんなで食卓を囲んで明日東京に帰ることを伝えた。 「ここで2人で...