【 短編 】私を大好きな彼、私の大好きな彼*

短編小説*

私の彼は全力で私を愛してくれている、と思う。
朝からのモーニングコールに始まり、
夜寝るまで隙間を見ては連絡をくれる。
よくトイレに行く時間があるならメールして、
なんて聞くけど私たちにこの言葉は通用しない。
ーーー電話越しで私を安心させてくれる。

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どんなに電話で話していても、
メールでつながっていても不安になる時がある。
今何してるのかな?誰かといるのかな?
突然襲われる不安に耐えきれなくなることも多い。
ーーー不安や心配事が増えると話さなくなる私、
連絡も少しだけ途絶える。
彼はいつも「大丈夫、何もないよ。ずっとそばにいるよ」と優しく声をかけてくれる。
私の性格が全て彼にお見通しなんだとは思うけど、
それでも気遣ってくれる優しさが本当に大好き。
きっと遠距離だから不安にさせないようにしてくれている、
ってのもある。
でもそれだけじゃないと、私は信じてる。

彼からの愛は一緒にいても感じることが多い。
手を繋いだだけで本当に嬉しそうに笑う。
私を見つめる視線もこっちが恥ずかしくなるくらいに送られる。
それに彼は泣き虫だーーー。
私の地元に遊びに来て帰らなきゃならない電車の中、
ただ電車に座ってゆらゆらと目的地に向かっていただけ。
私の膝に顔を隠して寝ているだけだと思ったら、
足に浸る冷たいものを感じて彼を見ると泣いていた、なんてことが何度もあった。
「ーーー離れたくない。」
私の地元での時間が彼にそう楽しい時間を与えてくれたのもある、
でもそれ以上に私と一緒に過ごした時間も、
楽しかった思い出の全てを彼は恋しいと思ってくれていた。
「ーーーまた電話越しでなんて辛い・・・」
彼はそう言って泣いていた。
ーーーさらに釣られて私も泣いて、2人で変な人だったと思う。
だけどその涙・・・嬉しかった。
こんなにも愛しく思ってくれているんだ、って思えた。
ありがとう、そう心から伝えた。

この人を手放しちゃダメだ、
そう心に思った瞬間。
遠距離は会えないからこそ辛いことも多い、
でもきっと信じていれば最後は嫌と言うくらい一緒にいられる未来があると、
私は信じて行きたいと思った。
ーーーこれからも彼との未来を祈り、
彼との毎日を楽しんで過ごしたいと思う。

The End

* 遠距離恋愛との彼との続きを描いてみました♡

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