わたしの好きなひと。

【 私の好きなひと 】#68. プロポーズ*

#68.愛してるーーー・・・、だから別れる。・試合当日の朝、星ちゃんは珍しく朝早く起きた。「俺に勇気をちょうだい・・・」そう言って私を抱きしめ数分その状態で立ってた。何の勇気で何を願ってるのかわからなかったけど、彼はよしっと気合を入れた。「...
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【 わたしの好きなひと 】#67. 思い出の地で・・・*

#67.桜の満開の4月、私は大学3年になった。・星ちゃんとの暮らしは恋人から同居人になったような雰囲気をあの日からずっとしている。勝手に出ていかない、約束したから理由なしに出て行くことはしなかった。就活も本格的に始まれば私も忙しくなり、多忙...
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【 わたしの好きなひと 】#66. 繰り返される喧嘩*

#66.そうーーー・・・それは言うまでもなく星ちゃんだった。・どうして星ちゃんが合コンに参加してるの?しかもめちゃくちゃ楽しそうにしてて、あんなに楽しそうな姿は私の前では見せたことがない。「大丈夫?家まで送ろうか?」「歩いてすぐだから大丈夫...
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【 わたしの好きなひと 】#65. 気持ちの温度差*

#65.ーーーもう1月、彼は毎年恒例のように実家に1週間、私も数日だけ実家に戻ることになった。・久しぶりに会うお兄ちゃんとの会話に弾んだ3日、変わらないお父さんとお母さんとの日常。前よりも両親との関係は良好にあるように思える。どんなに親しい...
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【 わたしの好きなひと 】#64. 新しいバイト*

#64.私は先日、星ちゃんが受けていたインタビュー雑誌を取り出した。・その中にアメフトをやろうと思ったきっかけが載っていた。ーーー答えは彼らしく軽いもので、モテそうだから、だった。ただきっかけは中学時代に偶然にテレビで見た本場アメリカのスー...
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【 わたしの好きなひと 】#63. 進路について・・・*

#63.私が刺されるというアクシデントが起こり少し休憩扱いとなっていたシーズン、10月末の肌寒い時期に再開されることになった。ーーー今メディアにも会社にも期待されている星ちゃん、毎日練習で大忙しそうだ。・私たちは前と同じようにすれ違わないよ...
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【 わたしの好きなひと 】#62. 復縁*

#62.久しぶりに入る星ちゃんの家の鍵はパスコード式のものだ。前と変わらず私の誕生日がパスワード、そう教えてくれた。・そして久しぶりに入る家の中ーーー。2人で眠ったベットも、2人で座ったソファも椅子も何も変わってない。私の服を入れていたクロ...
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【 わたしの好きなひと 】#61. 良い方向へと・・・*

#61.ーーー愛してる。そんな言葉が聞こえた瞬間、私の唇に柔らかい、そんな感触が落ちて来たーーー。・・・そして私は目覚めた。まるで王子様にキスされて起きたプリンセスみたいに。・「ーーー悪い・・・」ーーー星ちゃんはそう言って嗚咽を殺して泣いて...
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【 わたしの好きなひと 】#60. 愛してるんだ* – Seiya’s Side –

#60. - Seiya’s Side -何が起こったのか分からなかったーーー。・「罪を償ってもらう!」そう目の前にナイフを出され、その瞬間に「ダメー!」という声と共にオレは懐かしい待ち焦がれていた彼女に抱きしめられていた。ーーードサッーー...
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【 わたしの好きなひと 】#59. 3ヶ月後*

#59.あれから3ヶ月ーーー、私は大学の近くで一人暮らしをしている。・全ての荷物は彼の家に置いてきた、取りに行くのも辛くて衣類を含めた全て買い直した。あの場所にあった私の衣類が今どうなってるのか知らないーーー。そして彼が今どうしているのかも...