君がいる場所

【 君がいる場所 】#57. あの日から・・・*。 – Itsuki Side –

#57. - Itsuki Side - 「あの人誰だろ?花と良い雰囲気じゃない?」 ・ 環の言葉にその場にいた全員が息を呑んだと思う。 ーーー柊の手を自然と繋ぎ、 自然と中へと誘導する男。 彼女の笑顔も安心しきった、 まるでコーチに見せる...
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【 君がいる場所 】#56. 先輩からの合図*。

#56. 車が走る中、 車内は全く聞いたこともないラジオが流れてる。 車の振動と、 ラジオから流れる音楽が程よくて、 私は気が付けば深い眠りについていた。 ・ 「・・・ぎ!」 「っっん・・・」 「柊!着いたぞ!」 遠くからなんとなく自分を呼...
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【 君がいる場所 】#55. 雨に打たれた記憶*。

#55. BBQまでのたった二日間が待ち遠しくて、 1日が非常に長く感じた。 ・ 待ちに待った金曜日、 環と待ち合わせをした下駄箱に向かう。 「ーーーじゃ、現地で!」 教室から下駄箱まで須永君と一緒に行くと、彼は早々と消えた。 「須永君は現...
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【 君がいる場所 】#54. 東京デート*。

#54. 水曜の朝は剛くんは起きてこないことが多い。 毎週火曜が会議で、 そのまま飲んで帰ってくるからだ。 「剛くん、遅刻するよ・・・」 私は何個も鳴り響く目覚まし時計を止めに部屋に入り、 ついでに剛くんを起こす。 「・・・」 全く起きない...
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【 君がいる場所 】#53. 和解*。

#53. 剛くんの言うように私は病院に行った。 ーーーいつも行く大学病院の脳神経外科に。 結果としては何も異常はなかった、 ただ外科で精密な検査を受けることになり、 診察が終わったのは3時を過ぎた頃だった。 ・ 疲れたーーー・・・。 安否確...
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【 君がいる場所 】#52. 花は・・・*。 – Goh Side –

#52. - Goh Side - 駅で須永と正樹と別れ、 オレは樹と一緒に自宅のある方に歩く・・・ーーー。 正直、 走って帰りたい気持ちがある。 だけどこの焦りを周りの人たちに気づかれるべきではないと思った。 ・ ーーー駅から数分、後少し...
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【 君がいる場所 】#51. 無力*。 – Itsuki Side –

#51. - Itsuki Side — 《 集合時間まで時間があるようでしたら会えませんか?》 合宿の準備をしていると、柊からメールを受信した。 コーチから聞いたんだろう、 合宿に参加することを彼女は既に知ってた。 ・ 11時の新幹線で合...
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【 君がいる場所 】#50. ひとりぼっち*。

#50. その日、 私は人生で初めて過呼吸を起こした。 ・ 今まで精神的なことから何度も体調不良になったことはある。 でも過呼吸は初めてで、 私はその場にしゃがんだ。 ーーー気持ち悪い、そう思ってしまった。 誰かもわからない相手と先輩に対し...
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【 君がいる場所 】#49. 先輩の裏切り行為*。

#49. ーーーこういう時どこに行けば良いのだろう。 きっとみんな友達のところに行くのかな・・・ でも私は、 そういう時に頼れる友達が環と双葉以外誰もいない。 それに性格的に友達に頼るタイプでもない。 ・・・今は誰よりも先輩に話を聞いて欲し...
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【 君がいる場所 】#48. お姉ちゃんの本心*。

#48. 私は木曜日、先輩に会った。 2週間ぶりの先輩はまた一段とカッコ良くなった、 そう感じた。 ・ 「まずは合格おめでとう。」 いつもの店で今日は奢ってくれるというから何事かと思ったらどうやら先輩なりの合格祝いだったらしい。 「ありがと...